全国的に分布
総塗籠式の近世城郭は全国的に分布しています。
したがってそれに付随する白墓上塗(漆喰)の技術もまた、全国的にほぼ平均した水準を保っています。
これに対し茶室、ひいては現在の和風外壁リフォームに連なる土壁は、特に京都において高い技術水準を示すという破行的発展を遂げた。
これはその後の左官工事を理解するうえにきわめて重要なことがらとして特に注意しておきたい。
次節でそのような具体例を見よう。
妙喜庵は京都市の南、天王山の合戦で有名な山崎に所在する東福寺派の古刹です。
ここには室町時代建立の書院もあるが、妙喜庵の名をより高からしめているのは、それに接して建つ茶室待庵の存在で、既述のとおり利休の作と伝えています。
利休は山崎にも屋敷を持ち、彼自身そこから出した手紙も現存しています。
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