医療のこと その8
前回の続きです。
先生は「カフェイン中毒かもしれないな」といいました。
もしそうなら、カフェインが神経系の正常なはたらきを抑制しているということも考えられる。
コーヒー好きだった患者はそのとき、思い切ってやめてみようと決心しました。
一週間もたたないうちに、先生の直観が正しかったことが判明した。
立って、歩けるようになったのです。
いま、その女性の麻痺は完全に治っている(とはいえ、コーヒーののみすぎで麻痺になるとはかぎらない。一日に20杯ものんでなんともない人もいる。反応は人によってちがい、万人に通用するルールはない)。
自分を哀れな弱者だと考えるのをやめ、着実に健康への道を歩んでいるのだと自分にいい聞かせればいいのです
欲望をコントロールしようとする意思によって傷つくことはありえない。
先生の経験では、その意思こそが、こころ強い味方になってくれるものです。